今日はぐんぐん気温が上がって、気温は29度になりました。
何をするにも、暑い、暑い・・・と、つい言ってしまうほどです。
日中気温が一番高く感じたお昼ごろ、またキセキレイのお父さん鳥が、激しく鳴いて慌てている様子です。お母さん鳥も、慌てたように巣の近くを飛び回っています。
昨日に続いての慌て方に、
(今度はどうしたの?)
(大丈夫?)
と、巣を見に行ってみると、
なんと、今日は、
みんないない!(っ °Д °;)っ
えーーー!!!!
みんな、どこいっちゃたの?(っ °Д °;)っ
と、キセキレイ夫婦と一緒に私もパニックになりました。
(ついに天敵に襲われてしまったの?)
(鳥ちゃんの家にしては低いと思ったのよ・・・)
(気をつけてたのに、気づけなかった・・・)
(巣は荒らされていないな・・・)
(え? 巣立った?)
(いやいや、まだ羽ばたけるほど成長してないでしょう・・・)
と、心の中のつぶやきは止まりません・・・。
ヒナちゃんたちのことが心配で、今日もまた、あちこち探し回ったけど、どこにもいなくて・・・
~(>_<。)
みんな、どこに行っちゃったの?・・・と、
半泣き状態で玄関まで戻って、もう一度、巣を覗いてみると、
(うん?)
(なんか動いた?)
(何?何?)
と、さらに目を凝らして見ると、なんと、ヒナたちが巣から出て、
プランターの奥のほうに集まってるーーー!!!
写真では分かりづらいですが、こんな感じで身を寄せ合っていました。
(はぁ~、良かった~・・・。)
と胸をなで下ろしましたが、
(うん?)
(どうして、4羽全員がここにいるの?)
(巣の外に・・・)
(どうしたんだろう?)
と考えて、
(あッ、そうか!)
(あまりの暑さに、ほんのわずかに出来た日陰に動いたのか!!!)
(そう言われてみると、昨日の行方不明事件も納得できる!!!)
と、大自然の中で生きている鳥たちの本能に感動しました。
昨日、1羽がここと同じ場所に移動していたの(行方不明事件)は、巣が狭くなってきたから、巣から追い出されてしまった可愛そうなヒナちゃん・・・と思っていたけど、実は、誰よりも先に日陰に身を寄せていたのか・・・
親がここへ誘導したのか、ヒナたちが自主的に?移動したのか分かりませんが、とにかく無事で良かった~♪
昨日の記事にも写真つきで記録を残しましたが、
少し立体的にしてあるアイビーと、お水やりができず(現在は巣があるので)枯れてしまった金魚草が作り出した、ほんの小さな日陰に身を寄せて、生き抜いている様子を目の当たりにしました。
さらに、しばらくすると親鳥が巣に戻ってきていて、ヒナを必死で守る姿にも遭遇しました。
親鳥は、自分の命を犠牲にしてでも、翼を広げ、ヒナたちのために日陰を作っているんですね。
その献身的な姿に、じわりと涙が溢れてきました。
写真を拡大して、よーく見てみると、鳥たちが暑さから避難していた日陰エリアに、ヒナはいない感じです。
きっと、親鳥がヒナたちを巣に戻し、自分の翼を広げて日陰をつくり、ヒナたちを守っているんですね。
子孫を残し、命を繫いでいく光景に、生命の奥深さを感じさせられました。
仕事から帰ってきた主人に、この一連の話しを伝えたら、
「明日は、もっと暑くなるんやと・・・」
「鳥って木の中とかに、巣を作るイメージだよな」
「炎天下ではさすがに可愛そう・・・」
と言うことで、人間夫婦で作戦会議をしました。
(キセキレイ夫婦も、お昼からずっと激しく鳴いていてかわいそうです・・・)
「まずは、日陰をつくるためにどうしたらいいんだろう・・・?」
「ダイレクトに覆ってしまうと、親鳥たちにストレスがかかるかも・・・」
「今から、何か構造物(簡易的にでも)を作ってあげる時間もないし・・・」
「何かないかな・・・」
「どうしたらいいかな・・・」(涙)
「うーーーん・・・」
(沈黙・・・)
(鳥夫婦はパニックのまま・・・)
「そうだ!」
「この、ブルーベリーの鉢植えを使おう!」
という案が出て、早速、試してみました。
私たちが巣の周りをうろうろすると、親鳥たちが激しく鳴いてしまうので、
バックヤードで作業することに。
ブルーベリーを植えてある鉢に、竹イボ支柱を挿して強化させ、私の日傘を固定し、
簡易的な日よけを作ってみました。
出来上がった(ちょっとかっこ悪いけど)ブルーベリーの鉢を、キセキレイの巣の前に設置してみました。
バックヤードで、あれこれ相談しながら作った日よけ装置。
「よし、これで大丈夫!」と、
自信持ってキセキレイの巣の前に置いてみたんですが、実際は、なんとも滑稽な出来上がりとなってしまいました。
(^_^;)
そんなこんなで、バタバタしていたときに上の子が帰ってきたので、この話しをしたら、
「きっとこの鳥たち、忘れた頃に、あの時はお世話になりました・・・」
「って、米3俵ぐらい持ってきてくれるかもよ?」
(笑)と。
小さい時に読んであげた、日本昔話のお話を思い出しました。
「恩返しはいらないから(笑)、みんな元気に巣立ってほしいな・・・。」
「ほんとだね・・・」
巣立ちの時まで、私たち人間も少しお手伝いをしながら、見守っていきたいと思います。