Garden&Quilt

~小さな幸せみつけ~

【大豊作の秘訣】イチゴのランナーから「デカ実苗」を作る裏技!炭疽病対策にも効果あり

季節の移り変わりは早いもので、すっかり10月になりましたね。

実は、この時期のイチゴ栽培は来年の収穫量を決める大切な時期

忙しさにかまけて、なかなか手がつけられずにいましたが、ようやく重い腰を上げてイチゴのランナー処理に取り掛かることがことができました。

今年も、たくさんのランナーがぐんぐん伸びてきています。
今年の春にはたくさんのイチゴを収穫することができ、その時の様子をブログにアップしましたが、今年もこの元気なランナーたちから、来年の大豊作につながる「最強の苗」を作っていきたいと思います!

以下のcontentsから、興味のあるセクションに直接移動できます。気になるところから、気軽に読んでみてください)

今年も、最強の苗作りをスタート!

増えすぎた苗たち
 

最初は2つのプランターに3株ずつ植えていたんですが、ついつい心配性の私は「予備の予備」まで作ってしまい、気づけばプランターが10個、苗は30個近くに増えていました…!さすがにこれは多すぎますよね(笑)。

せっかく育てた苗ですが、古いものは思い切って整理して、元気な苗だけを厳選しようと思っています。


 

ランナーの選び方、どうしてる?


 そこで今回は、私なりのランナーの選び方を紹介したいと思います。

よく言われるのが、「親株のすぐ子株より、少し離れたところにある孫株の方がいい」というもの。

親株から近いランナーだと、どうしても親株の栄養を優先してしまいがちで、子株に栄養が届きにくい傾向があります。

その点、孫株は親株から少し離れているため、しっかりと養分を吸収して、立派な苗に育ちやすいんです。

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さらに、孫株は病気にもなりにくいと感じています。

以前は、葉っぱに黒い点が出る「炭疽病」にかかることが多かったのですが、孫株を意識して使うようになってから、その病気がほとんど出なくなりました。

元気な親株から離れて育つことで、より健全な苗になるのかもしれませんね。

そして、何より大きな違いを感じたのが、収穫できた実の大きさです。

昨シーズン、孫株から育てたイチゴはどれも実が大きくて美味しかったのですが、処分をためらって残しておいた古い親株からは、同じように収穫はできたものの、やはり実が小ぶりでした。


 夏の置き場所、変えてみました


 今年はもう一つ、気をつけていることがあります。それは、夏の置き場所です。

これまでは収穫が終わってからも、日当たりが良い場所にプランターを置きっぱなしにしていました。f:id:gardenharmony:20251005182951j:image

でも、近年の夏は本当に過酷ですよね。

猛暑が続いたせいか、葉っぱが茶色になってしまう株が多かったんです。

そこで今年は、もしかしたら半日陰でも良いのかも…と思い、試しに半分のプランターを、朝日が昇ってから3時間ほどしか日が当たらない場所へ移動してみました。

その結果は…大成功でした

通常の、一日中日が当たる場所に置いたプランターは、葉が硬く、ほとんどが葉焼けしたように茶色くなってしまいました。

それに比べ、半日陰に移動した方は、葉も大きく艶やかで、ランナーも元気よく勢いよく伸びています


 

ランナーを苗にする手順をご紹介!


 さて、ここからは、元気なランナーを苗にするまでの手順をご紹介します。私は確実に根を張らせるために、一度ポット苗にしてから植え替える方法をとっています。

 

ステップ1:準備とランナーの選定
 

まずは、小さなポットに培養土を入れて準備します。元気な孫株を選んだら、親株の近くにポットを置きます。

 

ステップ2:ランナーをポットに固定し「向き」を意識する 

選んだランナーの付け根部分がポットの土に触れるようにそっと置きます。

ピンやU字型の金具でランナーを土に固定すれば、安定して根が出やすくなりますよ。

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ここで大事なのが、ランナーの向きです。

ランナーの付け根をよく見ると、葉っぱが伸びている方向と、これから根が出る方向がわかります。

この向きは、最終的にプランターへ植えるときのために、今から意識しておきます。

実は、イチゴの株は成長すると、花や実が片側にしかつかない性質があるんです。

植え替え時に、根が出る方をプランターの外側に向けておくと、実が大きくなったときに手が届きやすくなります。
 

ステップ3:親株から切り離す時の工夫

根がしっかり張ってきたら、親株とのランナーをハサミで切り離します。

これで立派な「子苗」の完成です!

このとき、私は親株側のランナーを少し長めに残すようにしています。

これは、植え付けるときに向きを間違えないようにするための、私なりの工夫です。

ランナーを少し長く残しておくことで、どちらが実のなる側(ランナーの親株側)かが一目で分かり、植え付けの向きを間違える心配がありません!


 処分はちょっぴり寂しいけど…
 

さて、これから育ちすぎた苗たちの整理に取り掛かります。

せっかくここまで育ったので、処分するのはちょっぴり寂しいですが、来年のイチゴを大豊作にするためにも、心を鬼にして頑張ります!

これで、来年の準備ができました!

たくさん収穫できるといいなぁ。(^o^)

皆さんは、イチゴの苗を増やす時、何かこだわっていることはありますか?ぜひ教えてくださいね!

 

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