今日はどんより厚い雲が広がっています。
太陽が出ていないぶん気温は25度前後ですが、湿度が高いのでじめっとしています。
この数日の急激な暑さや湿度の高さに、皆さんお疲れではありませんか?
私はちょっと疲れ気味なので、早く梅ジュースができないかな・・・と思いながら、スローペースで1日を過ごしています。
さて、我が家では1週間ほど前に、新しいバラを迎えました!
奥は黄色いバラ、手前は一重のバラ「バレリーナ」です。(*^-^*)
私は昔からバラ全般が大好きでしたが、この「バレリーナ」のような、一重咲きで可憐なバラにも魅力を感じていて、いつか我が家にも迎えたいなと思っていました。
実家の玄関先にはこのバラが植わっていて、いつも私が実家に行くと「このバラ、可愛いよね!」「お父さんがバラ好きだから、色んなバラがあるけど、この子好きだな~」と話していたのを聞いて、母が挿し木をしてくれていたんです!
「挿し木に成功したから持って行っていいよ」と鉢ごといただく事となりました!
というわけで、念願叶って、ついに一週間前に我が家に新しいバラ達がやってきました!
まだお花の数は少ないですが、小さなピンク色の花や葉の感じが若々しくて、黄色い方のバラも咲いたら綺麗だろうな〜♡と、眺めているだけでルンルンしています。
このように、私は実家からお花を分けてもらう率が高いのですが(笑)、それは私の父が若い頃から庭いじりが好きだったおかげです。
狭い庭でしたが、綺麗な花をいつも咲かせてくれている家で育ちました。
落ち葉やゴミひとつない、少しセンスのある⁈(手前味噌ですが)手入れが行き届いた庭を見たお客様から「いつもきれいですね」と褒めてもらっていた父。
父は特にバラが好きだったので、気づけば庭にはたくさんのバラが植えてあって、この「バレリーナ」もその1つでした。
そんな父は4年前に脳出血で倒れ、幸い命はとりとめたものの、麻痺が残り、失語症にもなってしまい言葉を失ってしまいました。
それからは自分でトイレに行くことも、食事をとることも、話すこともできない体となってしまい、同時に母の介護生活が始まりました。
庭いじりの好きだった父ですが、今はもう、部屋の中から見える花を眺めることだけが、唯一の楽しみに・・・。
デイサービスや通所リハビリなどに通っていますが、お迎えの車が来て玄関を出ると、不自由な足 に力を入れ、ぐっと立ち止まって、大好きな庭の花を眺めます。
自分の代で会社を立ち上げ、自営業者として生きてきた父は、昔はちょっと気難しい、昭和の親父っていう感じでした。
「おい」「これ」と短い言葉ばっかりで、多くを語らない父の背中を見て育った私にとって、父との会話は少し緊張することもありました。
今となっては、父の口から、あのぶっきらぼうな声を聞くことはもうないのだと思うと悲しくなりますが、言葉を失った今、目で見える美しいものにゆっくりと瞬きをする父のために、母は介護とお庭の手入れを頑張っています。
そんな二人の光景は、50代になっても私はまだまだ未熟なんだなと思うことが多々あって、夫婦の絆みたいなものをいつも勉強させられます。
アッ、ごめんなさい。
つい、我が家の話が長くなってしまいましたが、
念願叶って我が家にやってきた「バレリーナ」の話に戻ります。
母が挿し木してくれた鉢が「野菜」って大きく書いてある、ザ・野菜でおしゃれ感ゼロ鉢だったので、これからどうしたもんかな・・・と考えながら一週間を過ごしていました。
植え替えるには時期が悪いし、ふ~むと、ひとまず駐車場に一番近い、寄せ植え鉢コーナーに置いて、水やりだけは一生懸命にしていました。
今日も朝のうちに、たくさんのお水をかけてあげて、ちょっと時間があったのでその周辺の草むしりをしていたら・・・
????
(キセキレイ?)
駐車場の砂利付近を、少し前まで家族のように思っていたキセキレイが歩いています。
(我が家に来てくれていた夫婦とは別の夫婦かもしれませんが)
(でも、この慣れ方…。あの夫婦じゃないかな?)
それも結構な近い距離です。
よ~く見てみると、口に藁みたいなものを挟んでいます。
(えッ?)
(巣作り?)
と慌てて主人に話をしたら、「さっき俺もみたよ」と・・・。
一旦、家の中に入ってキセキレイの様子を見ていると、なんと、実家からもらってきたばかりの「バレリーナ」の鉢に巣を作っていました!
しかも、巣はほぼ完成の状態で、卵が1つ!
(えー!)(また鉢に巣を作ったの?)
(しかも、私の大事なニューフェースに!!!!)
さて、困りました。
前回の巣もプランター鉢に巣を作ったんですが、水やりをやめたので枯らしてしまいました。
ようやく迎えたバレーリーナちゃん、このままいったら枯れちゃう
と主人に話していたら、
「さっき、結構な勢いで水かけてたよな?」
「そうそう。この暑さだし、毎日、しっかり水やりしてた」
「巣があるなんて思ってなかったから、けっこうな勢いで水かけちゃってる…」
「ここはヒサシもないし、雨が降ったら絶対に水がかかるところやろ?」
「そっと、根元に水あげても、大丈夫なんじゃない?」
確かに…。今も、さっきの水で鉢の中の土とか濡れてるけれど、せっせと巣作り続けたり、卵の様子を見張っていたりしています。
この環境でもOKだから、ここに巣をかけた…ということで、今回はお花も諦めずに、キセキレイ夫婦の子育てを見守ることになりました。
今回も手が届くような低い位置に、そして前回よりも西日がガンガン当たるところに巣を作ったキセキレイ夫婦。
暑い中大変だろうけど、またかわいいヒナちゃん達を育ててね。
花も好きだったけど鳥も好きで、私と同じように家に訪れる野鳥を眺めたいた父にも、いつか見せてあげたいなと思います。
ちょっと疲れ気味だった私も、またキセキレイのおかげで元気が出てきました。♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
来週からは雨も戻ってくるようです。
紫陽花のお花も、この猛暑でしおれ気味でしたが、少し安心して咲いています。
強く降る雨じゃなくて、しとしととお花にも鳥にも優しい雨の梅雨になってほしいなぁと思います。